知覚過敏について

ムシ歯でもないのに歯がシミる。日本人の3人に1人が知覚過敏と言われています。最近当歯科医院にも歯がしみるといわれる患者さんが多く来院します。

例えばストレスの多い現代の生活。気がつくと歯を強く噛みしめているときはありませんか?かみ合わせや歯ぎしり等で歯の一部に負荷がかかる状態が続くと、表面を覆っているエナメル質に細かいヒビが入ることがあります。また、間違ったブラッシングでもエナメル質がはがれてしまいます。

歯の表面を覆って象牙質を守っているこのエナメル質が誤ったブラッシング等によってはがれてしまうと、象牙質が露出してしまいます。そのほか、プラーク(細菌のかたまり)が原因で起こるムシ歯や歯周病等により歯グキが下がったり、また最近では過度のホワイトニングが引き金となったりして象牙質が露出するケースも出てきています。

露出した象牙質にある象牙細管を通じて、歯髄(歯の神経)に直接刺激がいくために、歯に瞬間的な痛みが生じるのです。これを知覚過敏といいます。

治療としては、まず、第1に知覚過敏の薬を塗り家庭では、知覚過敏用の歯磨き粉を利用する。次に、歯に、欠損がある場合、詰め物をして神経の保護をする。あまりひどい場合、神経の処置を行う。以上の順番になります。ただ、状況は、人によって違いますので一概に言えませんのであしからず。

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